
含ニッケル磁硫鉄鉱:割れた新鮮な面は銀色が強く輝いて見える(長野県飯田市天竜鉱山)
基本情報
- 硬度:4
- 比重:4.7
- 組成:(Fe,Ni)₁₋x S
- 色:鋼色、ブロンズ色、銀色
- 劈開:なし
- 結晶系:六方晶系、単斜晶系
- 共生鉱物:黄鉄ニッケル鉱、ペントランド鉱、磁鉄鉱、
特徴
磁硫鉄鉱に0.2-4.3wt%のニッケルを含む。外観写真で示している天竜鉱山産の含ニッケル磁硫鉄鉱は、ニッケルを1.7wt%程度を含む。
| 元素 | 含有量(wt%) |
| 硫黄S | 38.2 |
| 鉄Fe | 60.1 |
| ニッケルNi | 1.7 |
産地/産状
鉱床の母岩は塩基性火成岩であることが多い。塩基性火成岩中に胚胎するニッケル鉱床は日本国内のもいくつか知られており、北海道の幌満鉱山、岩手県の長者森鉱山、長野県の天竜鉱山、などがある。
用途
ニッケルの原料として利用される。ニッケルは蓄電池の電極材料、磁性材料、合金材料等に幅広く利用される。日本にはニッケル資源が乏しい事から含有量が少ない鉱山でも熱心に探鉱された。

