輝安鉱(Stibnite)

硫化鉱物

輝安鉱の結晶:結晶は写真のような柱状で産出する事が多い(愛媛県市ノ川鉱山産)

石英に含まれる脈状:石英中に銀色の輝安鉱とベルチェ鉱の脈が含まれる。(長野県戸沢鉱山産)

基本情報

  • 硬度:2.0
  • 比重:4.6
  • 組成:Sb₂S₃
  • 色:銀色
  • 劈開:一方向に完全
  • 結晶系:斜方晶系
  • 共生鉱物:ベルチェ鉱など

特徴

日本刀のような柱状の結晶が有名で、市ノ川鉱山で産出した結晶は有名。外観に反して硬度は低く、爪でも傷がつくので取扱いに注意が必要である。また輝も失われ易いので保存にも注意が必要。

産地/産状

熱水鉱脈鉱床で最も普通に取れる鉱物で金属鉱物と共生することが多い。鉄を含むとベルチェ鉱という別の鉱物になるが外観での区別は難しい。

用途

アンチモンの主要鉱石として利用される。日本での輝安鉱の産出の記録は古く、698年に伊予の国から白●( ● は金へんに葛:ロウ)が献上された記録があるが、これがアンチモンまたは輝安鉱を指すとされる。

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